動機づけの方法:ポジティブとネガティブ
目次
この記事では、人々が目標を達成するために行動を起こす動機となる2つの方法について述べる。
私たちは報酬を求める生物であり、意識的であれ無意識的であれ、知覚的であれ現実的であれ、私たちの行動すべてに報酬が内在している。
例えば、あなたが非喫煙者であれば、喫煙は有害で報酬のない行為だと思うかもしれないが、喫煙者にとっては不安を取り除くのに有効な方法(まさに報酬)かもしれない。
つまり、どんなに実りのない、あるいは有害に見える活動であっても、それを行っている人にとっては、そこに何らかの報酬があるか、あるいは何らかの苦痛(それ自体が報酬である)を回避しているのだ。
この情報をもとに、私たちがモチベーションを高める方法は2つある。
ポジティブ・モチベーション(報酬)
報酬を得るために活動を行うときに使う動機づけのことで、その報酬は通常、未来にある。 この未来は、すぐに来るかもしれないし、遠いかもしれない。 報酬を期待することが、あなたを駆り立てるのである。
ご褒美をもらった理想的な未来をイメージすることは、ポジティブなモチベーションを高めるのに最適な方法です。
私たち人間は、すぐに短期的な報酬が得られること(アイスクリームを食べるなど)には何の苦労も感じないが、長期的な目標を追求することで得られる報酬となると、それを達成するのは至難の業だと感じる。 まあ、その背景には進化論的な理由があるのだが、それはここで説明した通りだ。
遠い未来のどこかにある報酬を追い求める際に最も重要なのは、信念--自分の能力に対する信念と、その報酬を得るために行っている活動に対する信念--である。
結局のところ、今の活動が自分をどこにも連れて行ってくれないとわかれば、すぐにやる気を失ってしまう。
関連項目: 感情剥離テスト(即時結果)もしそうなったら、再びやる気を取り戻す最善の方法は、活動そのものにご褒美を見つけることだ!
関連項目: 心理学における互恵的利他主義自分のやっていることが好きなら、それだけで十分な報酬になる!それが、たとえうまくいかないように見えても、自分にとって重要な長期的目標を辞めない確実な方法なのだ。
だからといって、うまくいく方法を見つけるために自分のやり方を変えてはいけないという意味ではない。
否定的動機づけ(苦痛回避)
例えば、失敗しないように一生懸命勉強する学生は、ネガティブな動機付けをしていることになる。
ポジティブ・モチベーションが報酬を期待するものであるのに対し、ネガティブ・モチベーションは苦痛や罰を避けるものである。 ネガティブ・モチベーションを高める際に考慮すべき重要な要素のひとつは、苦痛に耐えられるかどうかである。
痛みへの耐性が高い、つまり、実際に行動に移す前に多くの痛みに耐えることができるのであれば、ネガティブ・モチベーションはあなたにとって良い手段とはならない。 痛みがある閾値に達するまでは、行動する気にならないのだ。 したがって、この場合、痛みへの耐性が高いことは不利になる可能性がある。
痛みへの耐性が低く、あまりの痛みに耐えられず、閾値が低い人に例えてみよう。 彼にとっては、ネガティブモチベーションは完璧なツールだろう。
ネガティブモチベーションでもう一つ重要なことは、解決策が手元にない場合、ネガティブモチベーションは無力感や落ち込みを引き起こす可能性があるということだ。
ネガティブモチベーションとは痛みから逃げることであり、そのためには逃げ道を知っていなければならない。 まず道があるはずだ。 もし道がなければ、ネガティブモチベーションはあなたを麻痺させるだけだ。
ネガティブなモチベーション自体が、出口を見つけざるを得ないのなら、それはそれでいい! でもね、「出口を見つける」こと自体もまた一つの方法であり、麻痺しているよりはマシなんだ。